一括査定見積もりは必ずしもいいことばかりではありません

車を売却するときには、1社でも多くの会社を比較したほうが買取価格は高くなるので、簡単に複数の買取り業者に査定を受けることのできる一括査定サイトが人気になっています。

確かに、これから売却予定のクルマを、5店舗も6店舗もの買取店を訪問して査定をしてもらうというのは大変なことでしょう。

そもそも地方などでは、自分の住んでいる地域で車の査定をしてくるお店を、5店舗も6店舗も探すこと自体が困難だといえるでしょう。

そういった意味では、パソコンやスマホから簡単な項目を入力するだけで、複数の買取り店から査定額の提示を受けることのできる一括査定サイトというのは便利であるといえます。

一括査定サイトに登録している業者に、実際の車を直接見てもらう場合でも、店舗のあるところまで車を持って行く必要はなく、ほとんどの業者が無料で出張査定をしてくれます

そして、売却する業者が決まったあとは、車を引き取りに来てくれますので、家から一歩もでることなく、査定額の比較から売却までを完結させることができるわけです。

そのように、たいへん便利な車の一括査定サイトではありますが、デメリットもあります。

それは、申し込みをした直後から各業者からの電話攻撃が始まるということです。

一括査定サイトに提携している業者は、お客様を1人紹介してもらうごとに、手数料を支払う仕組みになっています。

しかし、せっかく手数料を支払って紹介してもらっても、自社に車を売ってもらわなければ、支払った手数料が無駄になってしまうわけです。

1度や2度ならまだしも、5回も6回も続けて他社にお客様を取られてしまったということになれば、その担当者は上司からかなりきついお灸をすえられることでしょう。

そのため、彼らはどこの会社よりも先にお客様にアポイントを取ろうして、一括査定サイトからの申し込みが完了した瞬間に、我先にと電話をかけることになるのです。

ネットでの申し込みだからと気軽に申し込みをしたお客様は、いきなりの電話攻撃にびっくりすることになります。

それが、昼間ならばまだしも、夜中であってもガンガン電話がかかってくることになるので、ある意味ではいい迷惑です。

しかし、一括査定サイトを利用することで、車の売却額が数十万円も高くなることがあるのもまぎれもない事実なので、電話攻撃を受けても大丈夫なように、あらかじめ覚悟を決めたうえで、時間を選んでから申し込みをするといいでしょう。

一般の買取り専門店で外車が思ったほど高く売れない理由

新車のときには、一般庶民ではなかなか手が出せないほど高額なベンツやBMWといった外車ですが、買取専門店に持ち込むと想像以上に低い査定額が提示されることが多いようです。

なぜ、一般の買取店では外車を高く買取ることができないのでしょうか?

まず一番目の理由として、中古車に占める外車の絶対数が少ないために、どこの業者も過去のデータがあまりありません。

そのため、買取りをした車がそれ以上の値段で売れるのかどうかの確信が持てないわけです。

万が一売れずに在庫になってしまったり、相場が買取り価格よりも低かったりするのは業者としても死活問題になります。

その結果、売主にしてみれば想定外の安い買取り価格が提示されることになるわけです。

また、一般の中古車販売店を訪問するお客様の多くは、国産車を探しにくることが多いために、外車を展示していてもあまり注目されません。

つまり、なかなか売れにくいということになるわけです。

展示していてもなかなか買い手が見つかりにくい外車を、高く買取りするというのは、業者としてもリスクが高いということになります。

それ以外にも、店員さん自体に外車の知識がなかったり、国産車のように容易にメンテナンスができないといった点も、外車の中古車相場を下げる原因の一つとしてあげることができます。

このようなさまざまな理由から、外車を一般の買取り店に持ち込むというのは得策ではないということが言えるわけです。

少しでも外車を高く売りたいと思うのならば、中古の外車を専門に扱っているお店に持ち込むのが一番です。

外車の専門店であれば、つねに外車を扱っているわけですから、相場に関するデータも豊富です。

当然ながら店員さんも外車に詳しく、確信を持って正しい査定を行うことができます。

また、外車専門店の場合は、一般の中古車販売店とは異なり、お店を訪問するお客様の目的は外車のみです。

つまり、外車を購入する目的以外の人がお店に来ることはないのです。

一般の中古車販売店で外車があまり見向きもされないのとは、この点が大きく異なります。

最初から外車が目的のお客様であれば、値段的に多少高くても売れる可能性が高くなります。

このようなさまざま理由から、外車を売るときには一般の買取店ではなく、専門店に持ち込んだほうが圧倒的に高く売ることができると言えるのです。

展示場のプライスカードに書かれた「修復歴あり」の意味するもの

中古車販売店に展示されている車のプライスカードをよく見てみると、「修復歴あり」といった表記がされている車を見かけることがあります。

そういった車の値段は、同条件の他の車にくらべてかなり安くなっていると思います。

実は、この「修復歴あり」とプライスカードに書かれた車は、俗にいう「事故車」のことです。

過去に事故を起こしたけれども、修復して販売していますという意味で、「修復歴あり」と書かれているわけです。

そういった知識を持っていないと、その安さに惹かれてつい事故車を買ってしまったりします。

事故車といっても、素人がみたくらいではまったく分からいようにきれいに修復されていますので、プライスカードの「修復歴あり」の記載がなければまったく気がつかないかも知れません。

中古車市場で事故車扱いとなるのは、ボディの基本構造ともいうべきフレームにまで影響を及ぼすようなダメージを受けたときになります。

ドアやボンネットなどが凹んで修理をした程度であれば、まず事故車扱いになることはありません。

事故車がなぜ格安で販売されているのかといいますと、見た目はきれいに修復してあったとしても、フレームにまで損傷を受けてしまった影響で、走行性能に問題が出る場合も少なくないからです。

ハンドルが取られたりぶれたりという症状が出るときもあれば、コーナリング中におかしな挙動を示すようなこともあるようです。

たとえば、人間が怪我をした場合でも、手や足を打撲した程度であれば特に問題になることはありません。

しかし、背骨や脊髄に損傷を受けたりすると、体に麻痺が生じたり後遺症が出たりすることがあります。

事故車についても、まったくそれと同じことが言えるわけです。

中古車市場において、事故車の評価が非常に低くなるということは、当然ながら車を売る場合にも、事故車であると判断された場合には、査定額は大幅に低くなってしまいます。

自分が過去に事故を起こしたことを隠していても、査定のプロは簡単に見破ってしまいます

買取業者とのトラブルを避けるためにも、過去の事故歴を隠して嘘の申告をするなどということは絶対にしないようにしましょう。

車の査定はどこでも無料で行ってくれると思ったら間違いです

新たに車を買うときには、これまで乗っていた車を下取りに出したり買取り店に売却することになると思います。

ディーラーや買取り専門店では、実際にそのクルマを引き取るにあったって査定をして、買取り金額を決めることになります。

多くの人はこの「査定」という作業が無料であると思っていることでしょう。

査定のときには実際に車をチェックしたりする手間暇がかかっているはずなのに、無料で行ってくれることに疑問を抱く人はほとんどいません。

車買取店にとっては、車を売りたいという人を一人でも多く店に呼び込みたいために、あえて手間暇がかかっている査定を無料にして間口を広げているわけです。

しかし、この無料で査定を行ってくれるという考え方は、ディーラーの場合には通用しません。

実際に、多くのディーラーでは査定料を徴収します。

ディーラーに下取りに出した場合は、新車の見積もりの中に下取り車の項目も含まれてしまっているために、あまり気にかける人がいないと思いますが、一度じっくりと確認してみて下さい。

査定料や下取り車諸費用といった項目があると思います。

査定料というのは、そのものズバリ査定をするための手間賃です。

下取り車諸費用というのは、車の名義変更などをするための費用ということになります。

この下取り車諸費用も、車買取店であれば一般的には店側が負担してくれます。

なぜならば、車の名義変更の手続きは車を買った側が行うのが常識だからです。

そういった意味では、ディーラーの見積もりに記載されている下取り車諸費用という項目は常識的に考えておかしいということになります。

このように、ディーラーでは買取り専門店では無料で行ってくれるのが当然の査定や名義変更手続きなどを、しっかりと請求してきます。

ディーラーの場合には、買取り専門店のように「無料」であることをアピールしてお客を呼び込まなくても、新車を購入する予定のお客が次々にやってくるので、強気に請求をしてくるのでしょう。

もし、あなたのクルマを買取り店に持ち込んだときの査定額とディーラーの下取り価格が同じだった場合には、査定料や下取り車諸費用がかからない分、買取り専門店に売却したほうが数万円お得になるということがいえるわけです。

地方よりも都会の方が車の査定額が高くなる理由とは?

同じ車種、同じ年式、同じ走行距離の車であっても、売る地域によって査定額が変わってくるのをご存知でしょうか?

つまり、車はどこで売っても査定額が同じになるというわけではないのです

大まかな傾向として、地方よりも都市部の方が高額になりやすいようです。

理由はいくつかありますが、中古車買取店と中古車販売店を取り持つオートオークションの規模の違いによるものが一番の理由です。

オートオークションの会場は全国にありますが、多くの出品者が集まる大規模なオークションは都市部で行われることが多くなります。

出品者や落札者の数が少なくて閑古鳥が鳴いているオートークション会場と、出品された車が次々に落札されていくオートオークションの会場では、どちらの会場の入札額が伸びやすいかは考えるまでもないでしょう。

参加者が少ない地方のオークションでは、なかなか中古車の価格がセリ上がらないのです。

また、都市部の車が高額査定となりやすいもう一つの理由として、地方の車にくらべて走行距離が少ない車両が多いという点があげられます。

同じ年式の車であれば、走行距離の少ない車の方が、査定額が高くなるというのは常識です。

地方の場合、交通機関が発達していないために、通勤や買い物などのすべてにおいて車が必要になります。

そのため、どうしても走行距離はのびてしまうわけです。

それに対して、都市部で使われていた車というのは、休日のレジャーなどにしか利用されていないものが多いのです。

通勤や買い物などには車を使う必要がなく、どこに行くのにもほとんど電車で済んでしまうからです。

へたに通勤や買い物に車を使うと、渋滞に巻き込まれたりすることも多いため、電車の方が早くより確実に目的地に着くことができます。

このような理由から、地方にくらべて都市部の方が、中古車の買取価格が高くなる傾向にあるわけです。

そのため、地方の買取店などは、わざわざ都会のオークション会場まで車を運んで出品することも少なくないようです。

そこまで手間や費用をかけたとしても、彼らは都会で車を売ったほうが有利だと考えているわけです。

車の買取り価格決定しているのは営業マンではない?

車の買取り専門店に持ち込んで、査定をしてもらうと30分もしない間に買取り金額が提示されます。

この買取り金額というのは、実際に査定をした営業マンの裁量に任されているのかと思いがちですが、どうやらそうとも限らないようです。

大手の買取り店の場合、全国の店舗がネットワークでつながっており、最新の買取り価格を本部で把握するようなシステムになっています。

そのため、最終的な買取り金額は、本部からの指示で決まることが多いのです。

それでは、営業マンは何をするのかといえば、現場のクルマをしっかりとチェックをして、その状態を本部に報告するわけです。

年式や走行距離などの基本事項だけではなく、事故車ではないかどうかや傷の有無など、会社としてあらかじめ決められているさまざまなチェック項目を埋めていくわけです。

そのデータを本部に送ることで、本部からの買取り金額に関する指示があるわけです。

なぜ大手の買取り店がそういったシステムにしているのかといいますと、全国での買取り価格にバラつきが生じないようにするためです。

アップルやガリバーといった同じ看板で営業をしている店なのに、隣の町の同じ店に持って行ったら買取り価格がぜんぜん違っていたりすると困るわけです。

会社としての信用問題にもなりますし、お客さんによっては、同じアップルやガリバー同士の店を競わせたりする人も出て来るかも知れません。

そうなってしまったのでは、たくさんの店舗があることがかえってマイナスとなってしまうので、そうならないようなシステムにしているわけです。

また、車の買取り価格は自分の会社が抱えている在庫の数などによっても大きく変わってきます。

全国規模の大手の場合には、店舗ごとにそういった情報を集めても意味がないので、本部が一括で管理をしているわけです。

このように、大手の買取り専門店の査定額というのは、あくまでもデータをもとに本部の指示で決まることになりますので、営業マンにいくらゴマをすっても買取り価格が上がる可能性はほとんどないといいていいでしょう。