車をいずれ買い替える予定で購入するときはリセールバリューが大切

新車を購入するときには、最終的にその車をどうしたいかによって、車種の選び方が変わってきます。

基本的には乗り潰すつもりで、10年以上その車に乗る予定であれば、あまりリセールバリューについては考える必要はないといえます。

しかし、3年とか5年のサイクルで次々と車を買い替える予定の人は、リセールバリューをしっかりと考慮したうえで車種選びをしないと、とても効率が悪いことになります。

最近では、ミニバンなどの人気が高い一方で、セダンはあまり人気がありません

新車のときに同じ300万円で購入した車であっても、5年後の下取りのときには、ミニバンであれば150万円の査定がついたりするのに対して、セダンだと100万円程度になってしまうこともあり得ます。

下取りを150万円でしてくれるミニバンであれば、新たに300万円の新車に買い替えるときに、150万円を頭金にして、残金の150万円だけローンを組めばいいことになります。

ところが、下取り額100万円のセダンの場合には、頭金に回せるのは100万円だけになり、200万円のローンを組むことになります。

150万円を金利5%で5年ローンを組んだ場合、月々の支払いは28,307円となります。

それに対して、同じ条件で200万円のローンを組むと、月々の支払いは37,742円となります。

同じ300万円の車なのに、5年後に乗り換えた場合には、新しい車のローンの支払い額に月々1万円近い差が生じてしまうわけです。

一般的な家庭において、月々の支払いに1万円近くの差が生じるというのは、かなり大きな額といえます。

こういったことを単純に経済的な面から考えてみますと、車を数年後に買い替えるつもりで購入するならば、ミニバンなどの人気車種を買うべきだといえます。

逆に、10年以上乗るつもりであれば、特に車種にこだわる必要はなく、自分が飽きずに長く乗れそうな車種をえらべばいいことになります。

また、リセールバリューは車種だけではなく、メーカーの違いによっても大きいといわれています。

やはり、リセールバリューが高いのは、なんといってもトヨタです。

プリウスやアクアといった人気車種が多いということもありますが、やはりトヨタブランドは別格といえます。

その一方で、リセールバリューが悪いといわれているのがマツダです。

個性的な車が多いマツダですが、いざ車を売るときにはちょっと分が悪いようです。

車を売る予定の人は出張買取専門の詐欺業者にご用心

大きな街にいくと、いまやどこにでも見かける車の買取専門店ですが、地方ではまったくみかけない地域もあるようです。

そういった車の買取専門店がない地域において、いま乗っている車を処分する手段は、下取りしかありません。

しかし、車の査定額というのは、業者によって大きく変わってきます。

もし、下取りしか選択肢がないということになれば、業者の言い値で車を手放さなければならなくなります。

そういった状況の人が、なんとかもう1社だけでも査定を受けて見たいものだと考えるのは当然です。

そこに目をつけたのが、車の出張買取詐欺です。

近くに車買取りの専門店がなかったとしても、わざわざ自宅まで出張査定にきてくれて、査定額に納得がいけばその場で買取までしてくれるというものです。

たとえば、100万円で売りたいと思っている車があるとします。

ディーラーでの査定は80万円だったので、別の会社にも査定を受けたいと思っているところに、インターネットで無料出張査定などと書かれたホームページを見つけます。

ホームページからの申し込みにより出張でやってきたその業者に「いま決めてくれれ120万円で買い取らせていただきます」などと言われたら、誰でも売る気モード満々になってしまうことでしょう。

しかし、そこで安易に車を売却することを決めてはいけません

なぜなら、正式な契約をして車を売却したにもかかわらず、数日後にお金を振り込む約束をして車を持ち帰った業者とは、そのあと一切連絡が取れなくなってしまうこともあるからです。

まさか、と思うかも知れませんが、詐欺師というのは非常に巧妙なのです。

ホームページもしっかりと作りこまれており、営業マンの対応も非常によく、どう考えても詐欺師には見えません。

多くの人は、連絡が一切取れなくなって初めて詐欺にあったと気がつくのです。

申し込みをしたときのホームページも、いつのまにかアクセスができなくなっていたりします

しっかりと店舗を構えている買取専門店であれば、そういった詐欺的なことをすることはまずありません。

しかし、店舗を持たずに、ホームページのみで出張買取専門を行っている業者に、先に車を渡してしまうというのは、本当にリスクが高いと考えるべきです。

彼らは、ホームページを立ち上げては閉鎖するということを繰り返し、ネット上でつねに新しいカモを探しているのです。

もちろん、出張査定専門の業者がすべて詐欺的な会社というわけではありませんが、どうしても出張査定を依頼するのであれば、最低でも店舗を構えて営業をしている業者を選ぶとうのは絶対条件といえるでしょう。

盗難車が買取店に持ち込まれて市場に流れることはあるのか?

車の盗難件数は年々少なくなっています。

2003年には、年間6万台以上もの車が盗難被害にあっていましたが、2015年には1万4000台弱にまで減っています。

イモビライザーなどの盗難防止対策が普及してきたことが、主な理由となります。

しかし、依然として毎年1万台以上の車が盗まれているのは事実であり、盗まれた車の多くは帰ってきません。

盗難にあった車が帰ってくる確率は、せいぜい20%程度だと言われています。

盗まれた車はどこを経由して、どの市場に流れていくのでしょうか?

もし盗難車が、一般の車のように買取専門店に持ち込まれた場合、店の担当者はそれを見抜くことができるのでしょうか?

窃盗グループは、ナンバープレートを変えたりして、盗難車とバレないようなさまざまな偽装工作を行います

一般の人がその車を路上で見かけたとしても、まず盗難車であると気が付くことはないでしょう。

しかし、そういった車が買取専門店に持ち込まれた場合、かなりの高い確率で足がつくことになります。

なぜならば、車の盗難に関する被害届が警察に出されると同時に、その情報は全国の中古車買取店や販売店などに流れることになるからです。

ナンバープレートを変えて偽装をしてあったとしても、ボディに刻印された車体番号を確認して、それが警察から流れてきた車のものと一致した場合にはアウトということになってしまいます。

車の窃盗団はプロですから、そんな間抜けなことはしません。

それでは、彼らは盗んだ車をどのように売りさばいているのでしょうか?

実は、ヤードと呼ばれる盗難グループのアジトのような場所があり、盗まれた車は一度そこで解体されてしまうのです。

そして、その解体された車をパーツとして海外に輸出をして、海外で再び組み立てて元の状態に戻すわけです。

手の込んだ窃盗団だと、2台の同じ車種のパーツを半分ずつ使って組み立てるなどといったことをします。

業界用語で「ニコイチ」などと呼ばれていますが、2台の車のパーツが合体した状態となりますので、全く別のクルマが誕生することになるのです。

信じられないかも知れませんが、彼らはそこまで手の込んだことをしているわけです。

そこまでしているからこそ、盗難被害にあった車はわずか20%しか帰ってこないのです。

くれぐれも、車の盗難には気をつけたいものですね。

新車の値引き額と下取り価格のバランスを考えるディーラー

車の買取専門店の場合には、仕入れた車をオートオークションに持ち込んで、買取価格よりも高く落札させなければ利益を出すことができません。

そのため、買取専門店では相場を逸脱したような査定額を提示するとうことは、基本的には不可能です。

しかし、ディーラーの場合には事情が異なってきます。

なぜなら、ディーラーの場合には、あくまでメインになるのは新車を売ることだからです。

仮に下取り車で利益を出すことができなかったとしも、新車で利益を出すことが出来れば、ディーラーにとっては問題ないことになります。

そのためディーラーでは、下取り車を、新車を売るための手段として活用することが少なくありません。

つまり、下取り車の査定額を隠れ蓑にして、新車を売ろうとすることがあるのです。

たとえば、下取り車の相場が100万円だったとします。

そして、購入予定の新車の値段が300万円だとします。

この条件で、ディーラーが下取り車の査定額として80万円を提示し、新車の値引き額を20万円とした場合、新車を定価で売ったのと同じことになります。

下取り車を相場よりも20万円安く引き取り、新車の値引き額もおなじ20万円なわけですから、差し引きゼロなわけです。

ここでお客様が買おうかどうか迷っているときに、ディーラーの営業マンから殺し文句が出てくるわけです。

「分かりました!それでは、新車の値引きをあと10万円上乗せしましょう。それで決めていだけますか?」

しかし、よく考えてみてください。

10万円の値引きを上乗せすると、見かけ上は新車の値引き額が30万円ということになりますが、下取り車を相場よりも20万円安く査定していますので、新車の値引き額は実質10万円ということになります。

300万円の車に対して、10万円程度の値引きはディーラーにとっては痛くもかゆくもないはずです。

車の買取相場にあまり詳しくない人は、このようにしてディーラーの営業マンにまんまとやられてしまうわけです。

そして、何も知らないそのお客様は友人に得意げに自慢するかも知れません。

「俺の交渉がうまかったから、あそこのディーラーの営業マンが30万円も負けてくれたよ、わははは...」

なんともおめでたい話ですが、本当に心から喜んでいるのは、新車を売ることでがっぽりと儲けることができた営業マンだったりするわけです。

まさに、知らぬが仏といったところでしょうか。

ヤフオクで車の個人売買をするのは本当にお得か?

一般的に、車を売るときにはディーラーに下取りにだすか、買取り店に持ち込むかのどちらかになります。

また、中古車を買うのは、しっかりと店舗を構えた中古車販売店に行って、実際の車を見て購入するというのが常識です。

しかし、世の中にはヤフオクを使って車の売買をする人たちがいるのです。

ヤフオクを使うことの最大のメリットは、必要経費が最小限で済むということです。

ヤフオクを使った車の個人売買をするときには、出品者と落札者がそれぞれ「出品システム手数料」及び「落札システム利用料」として、3,024円ずつを負担するだけです。

それに対して、普通のルートで車を売買するときには、さまざまな中間マージンが発生することになります。

売主→買取専門店→オートオークション→中古車販売店→買い手、といった流れになるのが一般的なため、「買取専門店」「オートオークション」「中古車販売店」と3つの業者を経由することで、それぞれが数万円~数十万円のマージンをとることになります。

その結果、元のオーナーが売るときの値段と新しいオーナーが買うときの値段に、大きな開きが出てしまうわけです。

ところが、ヤフオクを利用することで、それぞれがわずか3,024円を負担するだけで済みますので、売る側は買取り店に持ち込むより高く売れ、買う側は中古車販売店から買うよりも安く買えるわけです。

しかし、そういったメリットがある一方で、さまざまなデメリットがあるのもヤフオクの中古車売買なのです。

まず、売買される車はまったくメンテナンスをされていない状態の「現状渡し」となりますので、買う側にはそれなりのリスクがあることになります。

また、ヤフオクの場合には、メーター改ざんなどによって走行距離をごまかしていたり、過去に事故を起こしたことのある車などが出品されていることも少なくありません。

買取専門店を経由した車であれば、ベテランの査定士がメーターの改ざんや事故車などは簡単に見抜いてしまいます。

万が一買取店で見逃してしまったとしても、オートオークションの会場で、別の査定士がもう一度チェックをしますので、そういった問題のある車が誰にも気がつかれずに市場に流れてしまうということはまずありません。

しかし、ヤフオクを利用して車を購入しようとしている人は、査定に関してはまったくの素人ですから、過去の事故歴やメーターの改ざんを見抜くことは困難といえます。

そういったリスクを考えた場合、中間マージンが発生しないというメリットがあったとしても、ヤフオク経由で中古車を購入するのは、やめておいたほうが無難であるといえます。

車を売るときに悪徳業者に自動車税をごまかされないようにしよう

車を所有している人のところには、春になると必ずやってくるもがあります。

それは春一番でも杉の花粉でもありません。

やって来るのは、誰もが待ち望んでいない自動車税の納付通知書です。

その年の4月の時点で車を持っている人のところに、必ず送られてくる決まりになっています。

自動車税というのは、1年分を一括で納めることになりますので、その年度の途中で車を廃車にしたり売却をした場合には、払いすぎた分を返してもらう必要があります

たとえば、9月末に車を売却したとすると、あなたが納めるべき自動車税は、4月~9月までの分ということになり、10月から翌年の3月までの分は、次のオーナーが負担をすべきものであるといえます。

そのため車の買取店では、その残りの分の自動車税を査定額に上乗せして買取価格を提示することになります。

しかし、あまり車に詳しくない人は、自動車税が戻ってくるなどということを知りませんから、悪質な買取業者がそれをうやむやにしてしまうわけです。

半年分の自動車税といえば、1500cc~2000ccクラスの車で、39,500円÷2=19,750円となります。

これが、3000cc~3500ccクラスの車となると、58,000円÷2=29,000円となります。

3万円近くの金額をちょろまかされるわけですから、馬鹿になりません。

これが、自動車税を払ったばかりの6月などに車を売った場合だと、まるまるほぼ1年分の自動車税が払い損となってしまうわけです。

悪質な中古車販売店は、あなたに自動車税を返さないだけでなはなく、その車を購入する新しいオーナーからもしっかりと自動車税分として諸経費に上乗せして請求します。

その結果、あなたに返さなかった分と新しいオーナーから受け取った分の自動車税で、2重に儲けてしまうわけです。

車の税金に関して無知な素人から税金の名目でお金をだまし取るわけですから、本当に悪質です。

もしあなたが車を売却するときには、査定額に自動車税の分がしっかりと上乗せされていることを必ず確認するようにしてください。

業者がその点をうやむやにしてごまかそうとするようであれば、その業者に車を売るのはやめたほうが無難であるといえます。

一括査定見積もりは必ずしもいいことばかりではありません

車を売却するときには、1社でも多くの会社を比較したほうが買取価格は高くなるので、簡単に複数の買取り業者に査定を受けることのできる一括査定サイトが人気になっています。

確かに、これから売却予定のクルマを、5店舗も6店舗もの買取店を訪問して査定をしてもらうというのは大変なことでしょう。

そもそも地方などでは、自分の住んでいる地域で車の査定をしてくるお店を、5店舗も6店舗も探すこと自体が困難だといえるでしょう。

そういった意味では、パソコンやスマホから簡単な項目を入力するだけで、複数の買取り店から査定額の提示を受けることのできる一括査定サイトというのは便利であるといえます。

一括査定サイトに登録している業者に、実際の車を直接見てもらう場合でも、店舗のあるところまで車を持って行く必要はなく、ほとんどの業者が無料で出張査定をしてくれます

そして、売却する業者が決まったあとは、車を引き取りに来てくれますので、家から一歩もでることなく、査定額の比較から売却までを完結させることができるわけです。

そのように、たいへん便利な車の一括査定サイトではありますが、デメリットもあります。

それは、申し込みをした直後から各業者からの電話攻撃が始まるということです。

一括査定サイトに提携している業者は、お客様を1人紹介してもらうごとに、手数料を支払う仕組みになっています。

しかし、せっかく手数料を支払って紹介してもらっても、自社に車を売ってもらわなければ、支払った手数料が無駄になってしまうわけです。

1度や2度ならまだしも、5回も6回も続けて他社にお客様を取られてしまったということになれば、その担当者は上司からかなりきついお灸をすえられることでしょう。

そのため、彼らはどこの会社よりも先にお客様にアポイントを取ろうして、一括査定サイトからの申し込みが完了した瞬間に、我先にと電話をかけることになるのです。

ネットでの申し込みだからと気軽に申し込みをしたお客様は、いきなりの電話攻撃にびっくりすることになります。

それが、昼間ならばまだしも、夜中であってもガンガン電話がかかってくることになるので、ある意味ではいい迷惑です。

しかし、一括査定サイトを利用することで、車の売却額が数十万円も高くなることがあるのもまぎれもない事実なので、電話攻撃を受けても大丈夫なように、あらかじめ覚悟を決めたうえで、時間を選んでから申し込みをするといいでしょう。

一般の買取り専門店で外車が思ったほど高く売れない理由

新車のときには、一般庶民ではなかなか手が出せないほど高額なベンツやBMWといった外車ですが、買取専門店に持ち込むと想像以上に低い査定額が提示されることが多いようです。

なぜ、一般の買取店では外車を高く買取ることができないのでしょうか?

まず一番目の理由として、中古車に占める外車の絶対数が少ないために、どこの業者も過去のデータがあまりありません。

そのため、買取りをした車がそれ以上の値段で売れるのかどうかの確信が持てないわけです。

万が一売れずに在庫になってしまったり、相場が買取り価格よりも低かったりするのは業者としても死活問題になります。

その結果、売主にしてみれば想定外の安い買取り価格が提示されることになるわけです。

また、一般の中古車販売店を訪問するお客様の多くは、国産車を探しにくることが多いために、外車を展示していてもあまり注目されません。

つまり、なかなか売れにくいということになるわけです。

展示していてもなかなか買い手が見つかりにくい外車を、高く買取りするというのは、業者としてもリスクが高いということになります。

それ以外にも、店員さん自体に外車の知識がなかったり、国産車のように容易にメンテナンスができないといった点も、外車の中古車相場を下げる原因の一つとしてあげることができます。

このようなさまざまな理由から、外車を一般の買取り店に持ち込むというのは得策ではないということが言えるわけです。

少しでも外車を高く売りたいと思うのならば、中古の外車を専門に扱っているお店に持ち込むのが一番です。

外車の専門店であれば、つねに外車を扱っているわけですから、相場に関するデータも豊富です。

当然ながら店員さんも外車に詳しく、確信を持って正しい査定を行うことができます。

また、外車専門店の場合は、一般の中古車販売店とは異なり、お店を訪問するお客様の目的は外車のみです。

つまり、外車を購入する目的以外の人がお店に来ることはないのです。

一般の中古車販売店で外車があまり見向きもされないのとは、この点が大きく異なります。

最初から外車が目的のお客様であれば、値段的に多少高くても売れる可能性が高くなります。

このようなさまざま理由から、外車を売るときには一般の買取店ではなく、専門店に持ち込んだほうが圧倒的に高く売ることができると言えるのです。

展示場のプライスカードに書かれた「修復歴あり」の意味するもの

中古車販売店に展示されている車のプライスカードをよく見てみると、「修復歴あり」といった表記がされている車を見かけることがあります。

そういった車の値段は、同条件の他の車にくらべてかなり安くなっていると思います。

実は、この「修復歴あり」とプライスカードに書かれた車は、俗にいう「事故車」のことです。

過去に事故を起こしたけれども、修復して販売していますという意味で、「修復歴あり」と書かれているわけです。

そういった知識を持っていないと、その安さに惹かれてつい事故車を買ってしまったりします。

事故車といっても、素人がみたくらいではまったく分からいようにきれいに修復されていますので、プライスカードの「修復歴あり」の記載がなければまったく気がつかないかも知れません。

中古車市場で事故車扱いとなるのは、ボディの基本構造ともいうべきフレームにまで影響を及ぼすようなダメージを受けたときになります。

ドアやボンネットなどが凹んで修理をした程度であれば、まず事故車扱いになることはありません。

事故車がなぜ格安で販売されているのかといいますと、見た目はきれいに修復してあったとしても、フレームにまで損傷を受けてしまった影響で、走行性能に問題が出る場合も少なくないからです。

ハンドルが取られたりぶれたりという症状が出るときもあれば、コーナリング中におかしな挙動を示すようなこともあるようです。

たとえば、人間が怪我をした場合でも、手や足を打撲した程度であれば特に問題になることはありません。

しかし、背骨や脊髄に損傷を受けたりすると、体に麻痺が生じたり後遺症が出たりすることがあります。

事故車についても、まったくそれと同じことが言えるわけです。

中古車市場において、事故車の評価が非常に低くなるということは、当然ながら車を売る場合にも、事故車であると判断された場合には、査定額は大幅に低くなってしまいます。

自分が過去に事故を起こしたことを隠していても、査定のプロは簡単に見破ってしまいます

買取業者とのトラブルを避けるためにも、過去の事故歴を隠して嘘の申告をするなどということは絶対にしないようにしましょう。

車の査定はどこでも無料で行ってくれると思ったら間違いです

新たに車を買うときには、これまで乗っていた車を下取りに出したり買取り店に売却することになると思います。

ディーラーや買取り専門店では、実際にそのクルマを引き取るにあったって査定をして、買取り金額を決めることになります。

多くの人はこの「査定」という作業が無料であると思っていることでしょう。

査定のときには実際に車をチェックしたりする手間暇がかかっているはずなのに、無料で行ってくれることに疑問を抱く人はほとんどいません。

車買取店にとっては、車を売りたいという人を一人でも多く店に呼び込みたいために、あえて手間暇がかかっている査定を無料にして間口を広げているわけです。

しかし、この無料で査定を行ってくれるという考え方は、ディーラーの場合には通用しません。

実際に、多くのディーラーでは査定料を徴収します。

ディーラーに下取りに出した場合は、新車の見積もりの中に下取り車の項目も含まれてしまっているために、あまり気にかける人がいないと思いますが、一度じっくりと確認してみて下さい。

査定料や下取り車諸費用といった項目があると思います。

査定料というのは、そのものズバリ査定をするための手間賃です。

下取り車諸費用というのは、車の名義変更などをするための費用ということになります。

この下取り車諸費用も、車買取店であれば一般的には店側が負担してくれます。

なぜならば、車の名義変更の手続きは車を買った側が行うのが常識だからです。

そういった意味では、ディーラーの見積もりに記載されている下取り車諸費用という項目は常識的に考えておかしいということになります。

このように、ディーラーでは買取り専門店では無料で行ってくれるのが当然の査定や名義変更手続きなどを、しっかりと請求してきます。

ディーラーの場合には、買取り専門店のように「無料」であることをアピールしてお客を呼び込まなくても、新車を購入する予定のお客が次々にやってくるので、強気に請求をしてくるのでしょう。

もし、あなたのクルマを買取り店に持ち込んだときの査定額とディーラーの下取り価格が同じだった場合には、査定料や下取り車諸費用がかからない分、買取り専門店に売却したほうが数万円お得になるということがいえるわけです。

地方よりも都会の方が車の査定額が高くなる理由とは?

同じ車種、同じ年式、同じ走行距離の車であっても、売る地域によって査定額が変わってくるのをご存知でしょうか?

つまり、車はどこで売っても査定額が同じになるというわけではないのです

大まかな傾向として、地方よりも都市部の方が高額になりやすいようです。

理由はいくつかありますが、中古車買取店と中古車販売店を取り持つオートオークションの規模の違いによるものが一番の理由です。

オートオークションの会場は全国にありますが、多くの出品者が集まる大規模なオークションは都市部で行われることが多くなります。

出品者や落札者の数が少なくて閑古鳥が鳴いているオートークション会場と、出品された車が次々に落札されていくオートオークションの会場では、どちらの会場の入札額が伸びやすいかは考えるまでもないでしょう。

参加者が少ない地方のオークションでは、なかなか中古車の価格がセリ上がらないのです。

また、都市部の車が高額査定となりやすいもう一つの理由として、地方の車にくらべて走行距離が少ない車両が多いという点があげられます。

同じ年式の車であれば、走行距離の少ない車の方が、査定額が高くなるというのは常識です。

地方の場合、交通機関が発達していないために、通勤や買い物などのすべてにおいて車が必要になります。

そのため、どうしても走行距離はのびてしまうわけです。

それに対して、都市部で使われていた車というのは、休日のレジャーなどにしか利用されていないものが多いのです。

通勤や買い物などには車を使う必要がなく、どこに行くのにもほとんど電車で済んでしまうからです。

へたに通勤や買い物に車を使うと、渋滞に巻き込まれたりすることも多いため、電車の方が早くより確実に目的地に着くことができます。

このような理由から、地方にくらべて都市部の方が、中古車の買取価格が高くなる傾向にあるわけです。

そのため、地方の買取店などは、わざわざ都会のオークション会場まで車を運んで出品することも少なくないようです。

そこまで手間や費用をかけたとしても、彼らは都会で車を売ったほうが有利だと考えているわけです。

車の買取り価格決定しているのは営業マンではない?

車の買取り専門店に持ち込んで、査定をしてもらうと30分もしない間に買取り金額が提示されます。

この買取り金額というのは、実際に査定をした営業マンの裁量に任されているのかと思いがちですが、どうやらそうとも限らないようです。

大手の買取り店の場合、全国の店舗がネットワークでつながっており、最新の買取り価格を本部で把握するようなシステムになっています。

そのため、最終的な買取り金額は、本部からの指示で決まることが多いのです。

それでは、営業マンは何をするのかといえば、現場のクルマをしっかりとチェックをして、その状態を本部に報告するわけです。

年式や走行距離などの基本事項だけではなく、事故車ではないかどうかや傷の有無など、会社としてあらかじめ決められているさまざまなチェック項目を埋めていくわけです。

そのデータを本部に送ることで、本部からの買取り金額に関する指示があるわけです。

なぜ大手の買取り店がそういったシステムにしているのかといいますと、全国での買取り価格にバラつきが生じないようにするためです。

アップルやガリバーといった同じ看板で営業をしている店なのに、隣の町の同じ店に持って行ったら買取り価格がぜんぜん違っていたりすると困るわけです。

会社としての信用問題にもなりますし、お客さんによっては、同じアップルやガリバー同士の店を競わせたりする人も出て来るかも知れません。

そうなってしまったのでは、たくさんの店舗があることがかえってマイナスとなってしまうので、そうならないようなシステムにしているわけです。

また、車の買取り価格は自分の会社が抱えている在庫の数などによっても大きく変わってきます。

全国規模の大手の場合には、店舗ごとにそういった情報を集めても意味がないので、本部が一括で管理をしているわけです。

このように、大手の買取り専門店の査定額というのは、あくまでもデータをもとに本部の指示で決まることになりますので、営業マンにいくらゴマをすっても買取り価格が上がる可能性はほとんどないといいていいでしょう。